ピンクリボンアドバイザーがこたえます
もっと知りたい、がん患者さんの気持ち
がんを告知され治療法を選択するとき、どのようなことを考え、悩みましたか?
乳房再建手術を希望しましたが、当時は全摘※1かつ自家組織の再建※2しか選択肢がなく、行き詰りを感じました。
(体験したがん種:乳がん 告知を受けてからの年数:4年)
※1 乳房切除術(乳房全摘手術)。乳房をすべて切除する手術。
※2 自分の体の一部(自家組織)を使って乳房を再建する方法。治療当時、シリコンを使ったインプラントによる再建方法は、一部の海外製インプラントのリコールにより実質的に不可能だった。
私の場合、がんを経験した知人が多くいたので、がん=死、というイメージは薄く、不安なことといえば、これからどんな治療を受けることになるのか、治療の期間が長引くのかということでした。
初めのうちは、やはりネットの情報をみていましたが、膨大すぎて、自分にとって本当に有益なのか……とむなしく思えてきて、結局、書籍をあたることにしました。できるだけ版の新しい、信頼できそうな本を選んで、主治医にも確認していただきました。
わからないことや疑問に思うことは書き出しておき、ひとつひとつ、主治医の先生に伺いながら治療を進めたので悩むことはなかったです。丁寧にお話してくださるスタッフのかたにも恵まれました。
(体験したがん種:乳がん 告知を受けてからの年数:9年)